中 京 002 000 172 =12
春日丘 001 400 000 =5
バッテリー
中 京 高橋,板倉,麻續,松島‐関岡
春日丘 泉,大島,松本,柴田,泉‐山本
中京大中京スタメン
8 西村
5 中山
6 今泉
9 岡崎
2 関岡
3 印出
7 飯島
1 高橋
4 川合
中部大春日丘スタメン
8 竹ノ内
4 横井
6 瀧本
3 江崎
9 網代
7 乾
5 柴田
2 山本
1 泉
試合の流れ
3回表、先頭打者がライトへのヒットで出塁し、バントなどで塁を進めセカンドゴロで先制。次打者のセカンド内野安打で2点目が入りました。
その裏すぐに春日丘も1点を返します。
4回裏、5本のヒットが集まり打者9人で4得点で逆転。2-5
7回表、先頭打者の3ベースヒットからレフト前ヒットの連続安打で1点返します。
8回表、1アウトランナーなしから四死球、ヒット、FCが絡みまさかの9者連続出塁。この間に春日丘の投手が4回変わりましたが誰にも食い止めることはできませんでした。一挙7得点。10-5
9回表にも2点追加し、12-5。これでゲームセットです。
所感
特にこの試合で感じたのは高校生の継投のタイミング、難しさ。春日丘のエース泉くんが8回途中までで120球以上投げていました。1アウト満塁から2番手の大島くんにスイッチ。死球、四球、レフト前ヒットで一気に3点取られてしまったのですが、このケースは大島くんは責められないかなと。
10番をつけていたと思うので、おそらく2番手として評価されているのでしょう。ストレートに力がありました。ただコントロールにやや不安があるか、かなり真面目なタイプのピッチャーだと想像しています。相当力んでいましたね。
プロでもランナーある状態からの継投は難しいです。満塁ではもっと難しい。ここで伝令を使い「この3人のランナーは返してもいい。ランナーなしのつもりで投げよう」と伝えられれば少しは気持ちが落ち着くはずです。
勝利のためにやっているので何も言われなくても0に抑えようと一生懸命投げます。接戦でリリーフ登板する投手ならなおさらです。
高校野球の球数制限に賛否両論がありますが、確かに勝ち負けに大きな影響を及ぼすものになるでしょう。
であれば、エースをギリギリまで引っ張ってランナーを背負っている状態で交代するのではなく、イニングの頭から交代させるだけでもプレッシャーは減りますし準備の時間がしっかりとれるので抑えられ可能性が高まります。
試合をやるのは選手ですが、その選手が少しでもいい状態でプレーをできるようにすることが非常に大事だと実感しました。
体力も技術も発展途上の高校生の場合は特に重要です。
いつか若い世代の育成に携わる機会があった時はこれをしっかりと胸に刻んで、選手たちに関わっていかなければいけません。
両チームとも外野手のハンドリングが良かったですね。外野手は逆シングルが苦手な選手も珍しくないのですがどの選手も問題なしです。こういうところで余計な進塁を防げるので、失点しにくくなります。
今日のイチオシ!選手
中京大中京
麻續くん
背番号18でしたが、ストレートが良かったです。投げ方に瞬発力を感じました。走ったら脚速いのかな?野手としての控え要因でもあるのかな?と。先発で長いイニングが保つかどうかはわかりませんが、今日のパフォーマンスができるのであればリリーフで十分チャンスがある選手です。
沓名くん
この選手も終盤に出てきた背番号19。打撃結果はファーストゴロ。ヒットにはなりませんでしたが1塁への駆け抜けに目が留まりました。身体は大きくなく、細いのでスタメンのパワーには勝てないかもしれません。今のチームでは代走がメインなのかな?
高校で野球を終えるのはもったいないような気がしています。もし読んでいたら考えを聞かせてほしいですね。
中部大春日丘
横井くん
セカンドで出場。「正面で、両手で。ステップしろ」という指導を受けやすい高校野球で、アウトが取れなければ失点するケースでランニングスローを見せました。結果はアウトにできなかったのですが、アウトをとるためにその場のベストチョイスをしたんだろうなと。
泉くん
エースなので目立っていたのは当然なのですが、ピッチャーゴロからセカンドスロー。
細かいステップをしっかりと踏めていたので、ただ投げるだけのピッチャーではないというのが良くわかりました。ステップうまかったです。甲子園クラスでもできない選手はいるでしょうし自信をもって良いでしょう。バント処理も良かったです。
ファーストの守備にもついていたので、捕球もうまいのかもしれません。
聞いたところによると、秋の大会県2位と3位の好カードだったようです。知らなかった。ここに名前を挙げていない選手でも伸びシロがいっぱいあるんだろうなと感じる子が両チームで10人ぐらいいました。
まだまだ夏まで時間はありますし、春の県大会も控えています。くれぐれも体調管理には気をつけて生活してもらいたいですね。