本日のスタメン
10年ぶりにナゴヤドームで野球観戦をしてきました。
1回の裏
平田選手の牽制アウト時、逆をつかれてアウトになりましたが足から帰塁する技術の高さに驚きました。
右肩脱臼の過去があり、脱臼癖のようなものがあるのでしょう。頭から戻るとそのリスクが高まるため、どんな場面でもスライディングで帰塁する習慣をつけているのだと思います。
2回表
伏見のレフト前ヒットでホームへ送球した福田選手。恐らくまだ外野手の動きに慣れていないので、ゴロ補給のチャージからステップ→送球の流れに改善の余地がありそうです。
内野手のグラブと違い、外野手のポケットは深いので握り替えも少し戸惑っているように見えました。
2回裏
高橋選手の構え方。バットのヘッドを捕手方向に向ける。背骨のラインにヘッドを入れるようにするとテイクバック時に上半身が捻られすぎるのを防ぐ狙いがあるのではないかと推測しています。
3回表
吉田選手の左腕の使い方。日本人の場合はヘッドを返すように指導される事が多いですが、理想的なパームアップではないかと。1打席目もいいレフトフライを飛ばしていました。
6回、7回裏
オリックス荒西投手。ストレートの速度はありますが、スライダー系の変化球を投げると腕の振りが緩みます。観客席からなんとなく見ている僕でもわかるので、現役で打席に立っているトップの選手ならより敏感に察知しているでしょう。
この試合に限ってはスライダー系を泳いでスウィングしている中日の選手は見られませんでした。
オリックス 荒西投手
オリックス佐野選手
この試合センターで出場しており、150k/h超のボールに対するボールに反応しきれておらず、外野守備でもゴロ捕球でいくつかファンブルがありました。一試合で3つもあるのは珍しいので調べたところ、2年前に野手転向したばかりだそうです。
そういう意味では1軍クラスの打球の強さ、人工芝の対応など慣れていない部分があるので仕方が無いのかもしれません。
天然芝よりも打球が減速しないので手元でボールが暴れます。回転も強いのできっちり捕球しないと弾きます。
満塁のケースで一塁牽制の場面がありました。基本的にはサインプレーでおこることなので、オープン戦だからこそサインの確認や実際の試合の中で動きのタイミングをチェックするために実施されたと考えられます。
満塁で一塁牽制というのは、本番で使うとしたら僅差の試合でリーグ戦後半やポストシーズンになることが多いです。
今だからこそわかる試合の見方やプレーの解説を、これから野球をやっていく小中学生に伝えることや、試合観戦を趣味にしている方たちと意見交換をしながら観られるとより野球の面白さに気づけるのではないかと思います。
フラットな気持ちで野球を観られたのは久しぶりでした。