こんばんは伴です。
ことわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」というものがあります。これは一つの事柄がまわりまわって、一見関係のないところまで影響が及ぶことを示したことわざです。
いわゆる「連想ゲーム」です。
今回「企業が人件費を減らすと?」をスタートにした理由は、先進国の中で唯一人件費が上昇していない国である日本が、このまま人件費を削減する方向で企業としての利益を確保していこうとすると何が起こるかが気になったからです。あくまでも個人の推測なので一つの読み物として楽しんでください。
下の連想ゲームは「日本の企業が生産性を上げられず、一人あたりの時給を上げられなかった場合」の想定です。
①利益を確保するために(1人あたりの)人件費を削減する
↓
②企業は利益アップだが労働者は賃金減少
↓
③生活に余裕なくなり、節約志向
↓
④趣味、娯楽費用が縮小
↓
⑤飲食関連の消費のみが維持、極力安く購入するため通販駆使する→⑱へ
↓
⑥店舗経営のショップが不要のため減少
↓
⑦労働者の必要絶対数が減少
↓
⑧正規、非正規関わらず減少
↓
⑨平均賃金低下
↓
⑩婚約者減少
↓
⑪出産数減少による人口減少
↓
⑫消費者数減少
↓
⑬日本の経済規模縮小
↓
⑭医療費の増大
↓
⑮税金で賄いきれない&高齢者の実費負担増
↓
⑯医療費以外にも税金が必要な部門が頻出
↓
⑰増税→③や⑨に戻る
⑱安価な食品を購入する頻度が高くなる
↓
⑲炭水化物メインの食品になり、栄養の偏りが発生
↓
⑳糖尿病など生活習慣病の患者増→⑭へ
↓
㉑通院者増でフルタイム労働者が減る→⑨へ
このあたりが連想されました。
人手不足だから外国人労働者を投入しなければ回らない、というコメントを目にします。個人的にはこれは反対で、今の人数でも経営として成り立つシステムに改善していくことが必要だと考えています。
そもそも物価の上昇に賃金の上昇が追いついていないため、相対的に貧困に近づいている人口が増加しているのは多くの人が実感しているでしょう。
時給や月給を上げていくためには、今の人員のままでより多くの利益を出していく方針にしなければいけません。数を増やすことで人手不足を補うと、人数が増えるので一人あたりの賃金は増やせません。なのでより効率よく普段の仕事を進めていくことがより重要になるはずです。
無駄な会議、電話、メールなどなど。「本当にそれ必要?」という視点で全ての業務を見直すことができれば大幅に無駄が削減できると思いますが…
10年後にこのブログを読み返した時、なにを思うか気になります。