ばんかずまのブログ

元独立リーガーの過去、現在、未来。

指導者の言う事を聞かない勇気

「バットは最短距離で上から出せ」
「脇を締めて振れ」
「ボールは脚で投げろ」
「手を挙げるようにトップを作れ」
など
指導者の言葉に困惑した選手はたくさんいるかと思います。

 

「バットは上から出す」という持論で選手に指導をしていました。

 

そしてティーバッティングを自ら行い、上から出す意識を語っていました。
しかし、指導者のスイング軌道は一般的に「レベルスイング」と言われる地面と水平方向にヘッドの軌道が描かれていました。

しかも指導している選手の方がよほどしっかりと「上から出し」ダウンスイングでティーをやっていても、「もっとだ!もっと上から出せ」と言うのです。
当然指導を受けている選手は納得できない表情をしています。

 

指導者に限らず、イメージしている動き、説明している動きと実像のギャップが起こるケースは多々あります。


「言っていることとやっていることが違う」状態です。

こうなると指導者は選手から信用されなくなってしまいます。

タイトルのように「嘘」と表現すると少し悪意があるかもしれませんが、結果的にそう捉えられてしまうこともあるので注意が必要です。

 

それよりも今の動きはどうなっているのかビデオなど動画で確認させ、それで納得してから改善案を伝えた方が飲み込みも速くなるでしょう。今は携帯電話でも質の高い動画が撮影できます。

 

使える文明の力はどんどん活用していってもらいたいものです。

どれだけ指導者のいう事を聞いても結果が出せなければ試合に出られず、自分の信じる方法で結果を出せば試合に出られるのがスポーツの世界です。

 

いいものは取り入れ、合わないと思ったら聞き流す力も必要です。