ばんかずまのブログ

元独立リーガーの過去、現在、未来。

JR東海 3- 9トヨタ 観戦記&トヨタ栗林投手について

JR東海

000 021 000  3

160 020 00X  9

トヨタ

 

JR東海 スタメン

5 長曽我部

8 堀尾

6 竹村

3 池田

D 白川

4 村井

9 竹内

7 吉田侑

2 牛場

P 川本

継投

川本-若林-木部-小寺

 

 

トヨタ スタメン

9 辰巳

5 小河

3 沓掛

6 樺澤

D 多木

8 逢障

7 八木

2 細山田

4 北村

P 栗林

継投

栗林-小出-川尻-佐竹

 

試合の流れ

1回裏 先頭打者の四球からバントで2塁。4番樺澤が外のスライダーに合わせてセンター前ヒット。トヨタ先制。0-1

 

2回裏 2死1塁から2者連続四球。2死満塁でショートゴロの送球ミスで追加点。またも樺澤がセンターオーバーの3ベースでさらに3点。二番手若林も勢いに飲まれたか四死球と安打を許す。この回一挙6点。0-7 樺澤は2打席で4打点

 

5回表 8番吉田がエラーで出塁。9番牛場が初球のストレートを左中間にホームラン。2点返す。2-7

 

5回裏 2死2.3塁で2番小河が左中間へ3ベース。すぐさま突き放す。2-9 

 

6回表 この回からトヨタの投手は小出。死球とヒットで2死1.3塁。8番吉田がセンターへのヒットで1点返す。3-9

 

 

 

前回のトヨタ戦と同様、注目ルーキーの栗林投手が先発。

 

この試合の方が調子が良かったのではないでしょうか。

初回からカウント球でスライダー、カーブを使える状態で投球モーションに力みを感じなかったです。

 

初回にいきなり152㎞出ていましたが、前回よりもリラックスして投げているように感じました。ただ、2死ランナーなしで初球に152㎞を出していたので本人の中でも少しスピードを意識して投げていたと思います。1-1からの変化球を合わされてレフト前ヒットでした。

 

初球よりも追い込んでからのボールで狙って欲しかったな、というのが個人的感想です笑

 

2回から少し投球モーションのリズムが変わっており、若干投げ急ぎに見えました。そのせいなのか2死からストレートの四球、次打者の初球カーブも明らかにストライクを欲しがって緩く投げていました。

 

3回はキャッチャー細山田の判断なのか、ボールが続いてもスライダーを要求し続ける場面も。点差がかなり離れたイニングだったので、長いイニングを投げようと思ったらストレート以外のカウント球が必要です。

 

連続で投げさせることでフォームや指の感覚の修正を促していたのではないかと推測しています。

 

このあたりからスライダーの時に肘が下がり気味の投球がチラホラ。

 

高めのストレート要求の時の方が軸足に体重が乗っている時間が長く、上体のツッコミが少なかったのでボールに力が伝わっていたと思います。

低めを狙って浮いた球より、高めを狙って引っかけ気味に真ん中へ来たボールの方が良かった印象です。

 

5回のホームランの後、またさらにフォームを修正していったのでしょうか。左足を上げた時の上半身の角度に変化がありました。

メジャーリーグなどでは頻繁に見る「少しかぶせて」立つ意識を持って投げていたはずです。

 

普段は「脚から上半身まで真っすぐ」に立つタイプですが、疲れてくると上半身がかかとよりに傾いてしまいやすいのです。そうなると肩は開きやすく、抜け球が多くなってしまいます。

 

恐らくそれを防ぐために「かぶせる」意識を強めて立つようにしたのでしょう。

もしくは「腹筋使え」とコーチに言われたか・・・

 

現状、先発でもつのは5回(80球)が目安というところ。

この投球を見る限り、プロではリリーフ適正の方が強いでしょう。ドームとか涼しいところでは先発もいいかもしれません。

短いイニングをフルパワーで投げる方が向いていそうです。スライダー、フォークともにスピードも変化量もありますし、三振は取れると思います。

 

牽制やバント処理がうまく、元内野手というのもうなずけます。

ケガさえなく、トレーニングなどうまくいけば155㎞は出るようになっていると思います。