こんばんは伴です。
今回はピッチャーの守備練習について、今の僕の考えを書いていきます。
最近ではピッチャーの守備練習は投内連携だけになっている高校も増えてきているのかもしれませんが、個人的にはどんどんノックを受けて守備練習をしてもらいたいです。
内野ノック
単純にゴロ捕球、横のステップ、体勢を立て直して指定の塁に投げる、普段の投球角度とは違う腕の振りで投げるなど、技術的に多くのリターンがあります。
投球動作が終われば内野手と同じようにゴロを捌かなければいけませんしね。
外野ノック
長い距離を助走をつけて投げるポジションなので、最大パワーを発揮するトレーニングになります。止まって遠投するより、助走して遠投した方が遠くまで投げられるのはほとんどの野球選手なら知っていますよね。
助走をしながら正確に遠くまで投げるというのは実は結構な技術も必要です。
ゴロやフライの捕球位置、ステップ足の運び方、上半身の傾きなど少しでもズレると返球が大きく逸れてしまいます。
なので、60-70mほど離れたところからノックを打ってもらい、捕球後すぐに捕球者へボールを返すよう繰り返し練習すれば強い球を正確に投げられる練習になります。
その距離で相手が1歩も動かずに捕球できるようになれば、マウンドの距離では簡単にストライクが投げられるはずです。
厳密にはマウンドの傾斜や止まって投げなければいけないなど、単純ではない部分もありますが、ある程度の技術改善とフィジカルアップに期待が持てます。
最近は助走をつけて投げるトレーニングの事を「プルダウン」と呼ぶようです。トレーニングとしてプルダウンを取り入れ、プラスの技術練習で外野ノックを受けるのも良いかもしれません。
独立リーグの愛媛時代
僕も実際に2016年のシーズンで、先発前日に外野ノック→助走つけて返球というメニューを取り入れていました。
取り組みだした当初は若干の筋肉痛があるなど、身体のパワーダウンを感じていましたが徐々に慣れてきて少しずつゲームでの球速も戻っていったと記憶しています。
やはりコントロールを気にすると知らず知らずのうちに全力で投げられなくなっていくので、最大のパワーを出しておく練習も必要だと思います。