こんばんは伴です。
今日は野球における守備について話をしていきます。
かなり極端な言い方をしますが、ホームラン以外の打球は全てアウトにできるチャンスがあります。
現実的にはかなり難しいですが、ヒットだったものをアウトにできるとそれだけ失点が減らせます。
どうすればアウトを多く取り、ヒットを減らせるのか?
- ポジショニングの精度を高める(洞察力・予測・経験則)
- 守備範囲を広げる(フィジカル・技術)
- 守備範囲の打球を確実に捕球する(技術・ハンドアイコーディネーション)
- ポジショニングの精度を高める(洞察力・予測・経験則)
メジャーでは極端なポジショニングをとることが増えてきています。
これは打者の打球方向のデータサンプルが大量にあるため、確率の高いほうへ守備位置を変更していくものです。
高校野球の場合はこれはなかなか難しいのが現状です。
対戦相手はプロ野球やメジャーの比ではない数だからです。
そんな中でもポジショニングの精度を高めるために
打者の構え
スイング軌道
自チーム投手の投球スタイル
ストレートと変化球でのスイングの違い
身体の動かし方
などを基準にある程度の打球方向を予測することは可能です。
とはいえ、これは一朝一夕で身につくようなものではありません。
フリーバッティングの守備時や、練習試合で相手チームの打者を観察するクセをつけておくことです。
あくまでも練習試合なので、失敗を許容して極端なポジショニングをとる練習をしておきましょう。
少しずつ精度が高まっていきます。
- 守備範囲を広げる(フィジカル・技術)
守備範囲を広げるためには打球に対する反応速度を高めることも必要です。
単純に短距離が速い選手は守備範囲が広い傾向にあります。
なので瞬発力を高めるためのトレーニングを行っていくことです。
比較的道具がいらないトレーニングとして、
SAQやプライオメトリクストレーニングがあります。
切り返しの速度や最高速度を高めやすくなります。
技術面では内外野で共通して言えるものとしてスプリットステップです。
この用語は元々テニスでよく使われていたようですが、今は野球でも浸透しているワードです。
スプリットステップのやり方 正しいタイミングと下半身3つのポイント。Tennis Rise テニス・レッスン動画 - YouTube
高校球児必見!プロ野球名手達の“スプリットステップ” - YouTube
外野手の場合はそれ以外にも目切り背走ができるとさらに守備範囲を広げられるでしょう。
- 守備範囲の打球を確実に捕球する(技術・ハンドアイコーディネーション)
いくら打球に追いつけても、捕球できなければ意味がありません。
自分の目で見たボールがどこに飛んでくるかを予測し、正確に手を出すことで初めてキャッチできます。
昔は千本ノック守備の全てを体で覚えるようなこともあったかもしれませんが、捕球動作も分割して考える必要があります。
ステップ
捕球
送球
です。
ハンドアイコーディネーションは捕球に関わる部分で、かなり極端な言い方をすればステップにミスがあっても捕球できれば問題ありません。
簡単なハンドアイコーディネーションの動画を紹介します
これは片目をつぶって壁あてをすることで、両目で見るよりも遠近感がつかみにくくなります。
片目ずつ負荷をかけ、通常通りに両目で見た時により鮮明に見えるようになるかもしれません。
ここまで紹介したポイントは基礎的なことですが、重要なものだと思っています。
雨の日のトレーニングとして筋トレだけになりがちな野球部の練習ですが、室内でもやれることはたくさんあります。
参考にしていただければ幸いです。