ばんかずまのブログ

元独立リーガーの過去、現在、未来。

最速149㎞/h、遠投125mになった練習方法と考え方(上)

こんばんは伴です。
質問箱にこのような投稿がありましたので今回はそれについてお答えしていきます。

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  • 遠投120mが一つの目標だった
  • ボールを遠くに投げるということはどういうことか?
  • そのために必要な能力は
  • 中学時代の狭いグランドで取り組んだ事
  • 遠投は伸びたが球速はイマイチ
  • 遠投とピッチングは何が違うのか
  • 地肩の強さを投球に繋げるために必要なこと
  • 球速アップしたい選手におススメしたい練習
  • もっとやっておけばよかったと思うこと

 

 

遠投120mが一つの目標だった

まず、これは完全な自己満足でしかありませんが小学校の時から遠投120mにするのが一つの目標でした。理由は新聞等で見るドラフト候補の説明文に「遠投120m」以上の数値を見たことがなかったからです。

 

実際に125m程度投げられる選手はいると思っていましたが、確実に少数であると感じたので「120m以上投げられればドラフト候補として名前を挙げられる可能性がある」と考えても目標を設定しました。

 

 

ボールを遠くに投げるということはどういうことか?
では、ボールを遠くに投げるために必要な要素はなんなのかを考えました。
当時の結論は
ボールを投げる角度×速度×回転数
です。
 
球が速ければ遠くに飛んでいき、回転数が多ければボールが落下しにくく、それに合った投げ上げる角度が見つかれば遠投では遠くに飛ばせるのではないかという仮説です。
今考えてもほとんど間違っていないですね。当時は45度あたりが一番飛ぶと思っていましたが、理論上では30度前後(速度や回転数による)が最も飛距離を出せる
角度だったはずです。
 
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そのために必要な能力は
回転数を上げるトレーニングというものがどういうものかはわからなかったので、ひとまず球を速くするためのトレーニングについて考えました。
 
球を速く投げる=腕を速く振る=身体を速く動かす能力を上げる」という考えでした。まだ小学生で速筋とか遅筋とかは知りませんでしたが的外れではないでしょう。
 
速く腕を振れるようになるためにやったことは
ぷにぷにボールで思いっきり投げる」です。
駄菓子屋などで売っている、ビニール製?の野球ボールのようなものです。
もちろんトレーニングとしてやっていたわけではなく、遊びのなかで全力投球です。いろんな投げ方、握り方をしたこのボールを使った遊びが、のちに変化球のメカニズムを身体で覚えるきっかけにもなった優れものの遊び道具だと思っています。
 
あとは「スポーツドクター」というマンガの中で、「アウターマッスルを鍛えると同時にチューブを引っ張ってインナーマッスルを鍛えると球が速くなる」という話があったので見よう見まねでチューブトレーニングをしていました。
 
中学時代の狭いグランドで取り組んだ事
小中学校ともに60m四方しかない小さな運動場が部活動の練習場でした。小学校時代は助走なしで端から端までギリギリ届くぐらいの距離でしたが、中学校に上がると簡単に投げられてしまいます。なので次のステップは「50mを一直線のライナーで投げよう」というものです。当時はイチロー大好き少年でしたので、レーザービームに強いあこがれを抱いていました。それを超えるボールを投げるためにキャッチボールができる日はそれを繰り返していました。
 
これは最近で言うところのプルダウンです。助走のエネルギーを全てボールに伝える練習を繰り返していたので、止まって投げる時よりもはるかに大きな力が出せるようになります。これにより通常の投球でかかるストレスでは故障しにくい身体ができていったのではないかと考えています。
事実、投球によって肩や肘を痛め、長期間ボールが投げられなくなったということはほぼありません。1度肘を痛めた時の原因は外野を守っていた時の送球によるストレスでした。やはり助走で生まれるエネルギーは静止時より大きなものだと考えられます。
 
 
遠投は伸びたが球速はイマイチ
小中学校ともに最上級生の時にはおそらく学校で1番遠くに投げられるようになっていました。中学校3年時で遠投90mほど(軟式で推定)。
高校1年秋には107mまでなげられるようになっていましたが、投手としての球速はイマイチ出ていませんでした。おそらく最速で130㎞/hそこそこだったでしょう。なので常時は120㎞/h台です。
107m投げられるのに130㎞/h少ししか出ないのはなんでだ?と悩みだします。
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思ったよりも説明が長くなってしまったので今回はここまでとします。
残りは明日更新します。
参考になれば幸いです。