こんばんは伴です。
今日は遠投について。
「試合では長くても60m前後しか投げないから高く投げる遠投は意味がない」という意見を主張する指導者もいますが、その理屈で考えると「野球は1kg以上の重い物を持つことはないから筋トレは必要ない」ということになってしまいます。
ですので、野球の技術練習だからと言って全てを試合と同じ状況を想定することはナンセンスだと言うざるを得ないでしょう。
遠投は大きく分けて4つあると考えています。
- 助走ありで高く
これはフルパワーでとにかく最長飛距離を狙いに行くスタイル。
最大能力を引き上げることを狙い、高く投げることで軸足側に体重を残して投げやすいため過度な上半身の突っ込みを防ぐ事ができる。
- 助走ありでライナー
助走で生んだエネルギーを全てボールに伝えつつ、実際の試合に近い球道をイメージして投げる。
山なり遠投ではきれいに投げられるのに、ライナー系にするとシュートしたりタレたりするのは技術的な問題があるので試行錯誤することが必要。
- 助走なしで高く
できる限りリラックスして、かつ遠くに投げられるようにすることを狙う。
そして安定した飛距離を投げ続けられるように身体の使い方を考えていく。
(再現性を高める)
- 助走なしでライナー
この場合距離は短めになりやすい(50m程度)。
強い球を安定して投げられるようにするための遠投で、投手の調整として使いやすい。
球の変化が確認しやすいので自身の球質を把握できる。
18.44mではわからない変化が50mでは顕著になる。
ただし、注意点として押さえておきたいのはフルパワーに近づけば近づくほどケガのリスクは上がるという事実。
なので1日あたり5球前後で十分かと思います。
19.9.26「プロスポーツ選手のサイン」が本来持つ価値とは何か|伴和馬/bankazuma @22kazuma224|note(ノート)https://note.mu/bk20impression/n/nee3029d33dc6