ばんかずまのブログ

元独立リーガーの過去、現在、未来。

投手はまず「ど真ん中」を練習してみては?

こんばんは伴です。

今日は投手の練習方法について、一つの考え方を提案してみます。

 

それはど真ん中を狙って投げるといういたってシンプルな練習です。

 

 

理由として

  • 真ん中からズレてもストライクゾーンの可能性が高い
  • ズレた方向で自分の投げ方の傾向がつかめる
  • カウント球の練習として最適
  • そもそも狙ってど真ん中を投げるのは大変

 


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  • 真ん中からズレてもストライクゾーンの可能性が高い

試合でど真ん中を狙うというのはあまりないでしょうが、そもそも狙ったところに100%投げられるのならフォアボールは出しません。

多少は上下左右に散らばることを想定して、真ん中付近に投げてみることは有効だと思います。

 

フォアボールは100%出塁ですが、打率はよくて4割なので半分以上アウトになります。

 

 

  • ズレた方向で自分の投げ方の傾向がつかめる

とはいえ本当は狙ったところに投げられたほうが良いのは言うまでもありません。

そこで「ストライクゾーンを狙って投げた時に、自分のボールはどこにズレやすいのか?」を知っておくことが重要だと考えます。

 

それは投球モーションの問題なのか、考え方や基礎体力の問題なのかいろいろな要因がありますが、「右バッターのインコースにボールがズレやすいのは何でだろう?」と考えるきっかけが生まれます。

 

そこを元に自分なりに投球モーションを見直しをしてみたり、ピッチングのイメージを変えてみるなど新しい試みができるようになります。

 

  • カウント球の練習として最適

ブルペンでのピッチングでは決め球ばかり練習をしているということが珍しくありません。

決め球というのは、2ストライクをとってから初めて使う球です。

ということは、まず2ストライクにする練習をしなければいけません。

ストライクの取り方は、空振り・見逃し・ファールです。

どうやったら空振りをとれるかは決め球の練習なので、この場合はファールか見逃しを奪う練習ということになります。

 

  • そもそも狙ってど真ん中を投げるのは大変

特に中学、高校生の場合、全力でど真ん中に投げられるというのができるだけでもピッチャーとして素晴らしいと思います。

自分が思ったときにど真ん中を狙って、それがきちんとストライクゾーンに投げることができれば1試合にフォアボールは5とか8にはならないですから。

 

試合になれば緊張感があり、試合状況など考えるべきことが増えるのでそれだけでもコントロールを乱しやすくなる要素が増えていきます。

 

 

 

以上の点を踏まえて、まずはど真ん中をめがけてボールを投げてみるという練習をおススメしてみたいなと思います。

 

ピッチャーは打たれるのが仕事の一つなので、打たれるためにもストライクゾーンにどんどん投げていきましょう。

 

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