ばんかずまのブログ

元独立リーガーの過去、現在、未来。

愛知県大会決勝 誉 8-1 桜丘 観戦記と所感

こんばんは伴です。

観戦してきた全国高校野球大会決勝について書いていきます。

 

100 220 030=8 H12 E2

000 001 000=1 H6  H2

桜丘

誉高校スタメン

5 内田
4 手塚
6 澤野
3 吉田
2 林山
7 坂又
9 板
1 杉本
8 松田

誉 継投

杉本(6回)-山口(3回)

 

桜丘高校スタメン

8 藤代
7 杉浦
3 森
1 堀尾
9 中神
6 岡本
4 吉見
2 伊藤大
5 藤野

桜丘 継投

堀尾(4回2/3)-吉見(3回3/1)-堀尾(1回)

 

試合の流れ

 

1回表 

内田 センター前ヒット 1塁

手塚 送りバント 1死2塁

澤野 ピッチャーゴロ。ランナー進めず

吉田 四球 2死1.2塁

林山 レフトオーバー2ベースで先制 2死2.3塁 1-0

坂又 セカンドライナー

 

1回裏

藤代 ピッチャーゴロ

杉浦 デッドボール 1死1塁

森  ショートゲッツー

 

2回表

板  ショートエラーで出塁

杉本 送りバント 1死2塁

松田 空振り三振

内田 フォアボール 2死1.2塁

手塚 空振り三振

 

2回裏

堀尾 センターフライ

中神 センター前ヒット 1死1塁

岡本 レフトフライ

吉見打席時に中神盗塁アウトでチェンジ

 

3回表

澤野 ライトへヒット 1塁

吉田 レフトフライ

林山 センターフライ

(坂又時に澤野がディレイドスチール)2死2塁

坂又 空振三振

 

3回裏

吉見 ショートゴロ

伊藤大 ファーストゴロ

藤野 フォアボール 2死1塁

(藤野盗塁で2死2塁)

藤代 センターフライ

 

4回表

板  サードゴロ

杉本 フォアボール 1死1塁

松田 サード強襲ヒットで2塁まで 1死2.3塁

内田 フォアボール 1死満塁

手塚 ライト前2点タイムリー 1死1.2塁 3-0

澤野 ライトフライ 2死1.2塁

投手交代 堀尾→吉見

吉田 ショートゴロ

 

4回裏

杉浦 ショートゴロ

近藤 センターフライ

堀尾 見逃し三振

 

5回表

林山 ショートゴロ

坂又 デッドボール 1死1塁

板  ショート内野安打+悪送球 1死2.3塁

杉本 ライト前へ2点タイムリーヒット 1死1塁 5-0

松田 レフトフライ

内田 センター前ヒット 2死1.2塁

手塚 サードゴロ

 

5回裏

中神 セカンドゴロ

岡本 ショート内野安打 1死1塁

吉見 ショートゴロ

伊藤大 見逃し三振

 

6回表

澤野 ファーストゴロ

吉田 レフトフライ

林山 レフトフライ

 

6回裏

藤野 センター前ヒット 無死1塁

藤代 センター前ヒット 無死1.2塁

杉浦 フォアボール 無死満塁

近藤 ショートゴロ併殺の間に1点 2死3塁 5-1

堀尾 見逃し三振

 

7回表

坂又 ライト前ヒット 1塁

板 送りバント 1死1塁

(杉本に代わって代打畠中)

畠中 ライトライナー 2死1塁

松田 サードゴロ

 

 

 

7回裏

(代打畠中に代わりピッチャー山口)

中神 ピッチャーゴロ

岡本 空振三振

吉見 頭部へデッドボール

(臨時代走岡本)

伊藤大 空振り三振

 

8回表

内田 デッドボール 1塁

手塚 バント 1死2塁

澤野 ファースト強襲でライトへ3ベース 1死3塁 6-1

吉田 レフトオーバータイムリー2ベース 1死2塁 7-1

林山 ライト前ヒット 1死1.3塁

林山スチールで1死2.3塁)

坂又 レフト犠牲フライ 2死1塁 8-1

坂  ファーストファウルフライ

 

8回裏

藤野 ドラッグバントで出塁 1塁

藤代 ファーストゴロ 2塁アウト 1死1塁

杉浦 サードゴロゲッツー 

 

9回表

(投手再び堀尾)

山口 ファーストゴロ

松田 ショートゴロ

内田 ライトライナー

 

9回裏

藤野 セカンドエラー 1塁

堀尾 センター前ヒット 1.2塁

中神 センターフライ 1死1.2塁

岡本 セカンドフライ 2死1.2塁

吉見 セカンドフライ ゲームセット

 

誉8-1桜丘

 

 

所感

お互い前日からの連戦で投手の疲労度が気になる試合ではありました。

どちらの先発投手もやや疲労が見える立ち上がり。

序盤はお互いランナーを出しながら最少失点でしのげるかどうかという展開。

 

堀尾投手は決め球にフォークを使い、それで空振りがとれていましたが、スライダーカーブ系の腕の振りがやや緩むため、誉の各打者に見極められていた印象。

 

両チーム通して始めての3者凡退が4回裏。

勝負どころでの杉本投手のコントロールが抜群で、見逃し三振が3つ。うち2つは得点圏にランナーがいる場面でした。

 

各高校の打撃スタイルを個人的に分析します。

 

まずは誉高校。どちらかというと最近のスタイルを取り入れているように見えます。できるだけ手首を返したり、こねたりしないように身体全体を使ったスイングを心掛けているように見受けられました。

メジャーなどで多いスイングです。日本でもプロ野球はこのタイプの選手が増えてきています。

 

だからというわけではないですが、泳いで弱いゴロを打っているイメージがほぼありません。この試合以外にも愛産大工業の試合も観戦していますが、その時にも同じような印象を受けました。

 

 

桜丘高校はヘッドを走らせようとするスイングの選手が多かったですね。手首を返して振るようにしている選手を複数名確認しました。

 

これが指導者の傾向なのか、個人で考えた結果なのかはわかりません。

筋力が未熟な高校生はもしかしたらこの方が飛ぶ選手の方が多いのかもしれませんし、合う振り方を求めていった結果なのかもしれません。

 

 

後は守備面で言えば、控え投手がどういう立ち位置だったのかが気になります。

エースとセカンドの選手がメインで投球。聞いた話ではセンターの藤野選手も秋は投手経験があるとか。

 

チーム方針で投手専門は作っていないのか、ゲームで投げられる控え投手がいなかったのか。

 

桜丘は2年生がスタメンで3人出ていましたので、新チームはこの3人が軸となるはずです。

ある程度計算できる選手がいる中で、どうやって新しい選手を育てていくか楽しみです。

 

 

誉高校は愛工大名電、星城、中京大中京を破っての甲子園出場なので間違いなく実力で勝ち取ったものです。まぐれではありません。

 

自信をもって甲子園で戦ってきてもらいたいですね。

 

まずはしっかり休んでください。

両チームともお疲れ様でした。

 

 

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19.7.29 桜丘 1-8 誉 観戦記&スカウティングレポート|伴和馬/bankazuma|note