こんばんは伴です。
今日はトレーニングのお話です。
野球に限らず、スポーツをしている人は下半身のエネルギーを上半身へ上手く伝えられるかどうかが競技力の高低に関わってきます。
トレーニングの一つにクリーンと呼ばれる種目があります。
ポイント
曲げた膝や股関節を伸ばす
↓
体幹を固定させ、エネルギーを伝達
↓
握っているバーまで伝えていく
簡単に言うとこのような流れです。
このトレーニングをするためには当然の事ながら基礎筋力も需要ですが、股関節や体幹の操作性、連動性も必要です。
デッドリフトが200㎏近く挙げられても、クリーンでは80㎏もあがらないような選手もいます。
これは股関節の伸展と上半身を起こすタイミング・角度が一致していないと起こりえます。
何を隠そう独立リーグ時代の僕がこれでした。
そもそもクリーン自体を独立リーグ5年目までやったことがなく、初めて取り組んだ時に60㎏程度が限界だったのを覚えています。
現役を退き明らかに基礎筋力が低下している現在、ホームジムでヒップスラストをプログラムに入れる事が増えてきました。
その後にクリーンに取り組むと、80㎏が挙上できました。
今振り返ってみれば、現役時代は股関節の伸展がうまく使えず、上半身の筋力(主に脊柱起立筋群)だけで持ち上げようとしていたように思います。
そして、今の方が重量を扱えるのはクリーンの前にヒップスラストを入れることによって股関節の伸展が意識しやすくなり、エネルギーのロスが減ったことが理由だと推理しています。
本格的にウエイトトレーニングを始めたのは高校時代ですが、クリーンをメニューに組み込みだしたのは26歳の時。
10年以上のギャップがあります。
基礎筋力を高めるという意識はありましたが、競技力を高めるためのウエイトトレーニングという観点が不十分だったように感じます。
読者の中にはまだ高校生や大学生の選手も多いでしょう。
ベンチプレスやスクワット、デッドリフトなどの挙上重量を高める以外のトレーニングにも目を向けて、本来の目的である「そのスポーツのパフォーマンスアップ」に生かしてもらいたいと思います。
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